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Eastern Promises [日々の出来事]

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イースタン・プロミス
Eastern Promises
監督 デヴィッド・クローネンバーグ
出演者 ヴィゴ・モーテンセン、ナオミ・ワッツ
2007年公開

 五月はさっぱりついてない月だった(まだ終わってないか)。子供達の水疱瘡やら、ピンポイントに天候不良などなど。MTBにも乗れず。仕方なく家でレンタルビデオを観てGWとか過ごしていました。
 小説で「コズモポリス」(クローネンバーグが映画化してます)を読んだらクローネンバーグの映画が観たくなりこれを選びました。
 80年代はスタイリッシュ?な「ホラー」(ハエ男etc)で人気だった監督な訳ですがこの映画はホラーではないです。
 ストーリーは、ロシアマフィアの悪行を偶然知ってしまった助産婦(ナオミ・ワッツ)がマフィアの為に犠牲になった幼い母親の残した赤ちゃんを守ろうとして、トラブルに巻き込まれるが・・・。
 といった感じですか。クローネンバーグ的な生々しい描写がそこそこにあってその手の映像が苦手な人は見ない方が良いかもしれない。がしかし、その点を補ってあまり有る位にヴィゴ・モーテンセンが魅力的。マフィアの運転手の役なんですが服装とか、仕草とか実にいい感じです。風呂場の格闘シーンの壮絶なアクションは、裸で格闘するなんてうっかりすると可笑しい感じになってしまうのでしょうが皮膚感覚に訴える感じでゾワっとします。映像的にも流石クローネンバーグといった感じで実に美しい、綺麗なロシア料理レストランや豪華な料理の裏側の影の世界との対比が素晴らしい効果を見せてくれます。
ストーリーは分かりやすくて小細工がないけど、最後のシーンはちょっとだけ観客によって捉え方が変わるかもしれないですね。最近の他の作品も観たくなりました。

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